20代、30代前半のころは男性のバレエダンサーは、バレエ団によってはサラリーもギャラも女性よりは貰え、発表会ダンサーとしてもフリーで活躍ができ、年収もかなり高く、同世代のサラリーマンの平均年収より高い方もいらっしゃいます。
ケガがなければまだまだ男性のバレエダンサーは人数的にも女性より少ないし、パドドゥを踊るときにも必ず必要な方々なので、順風です。
ただやはりバレエは肉体労働。
30代前半では何かしら体に故障を抱えてらっしゃるダンサーは多くいらっしゃいます。
それでも発表会となると、シロウト相手に時には体重も50キロ以上、60キロ近くの女性を相手にしなければならないので、体への負担はかなりなものです。
整体やマッサージも頻繁に通って体のメンテナンスやリハビリが定期的にできればいけど、保険がきかないところも多いので、それほど頻繁に通う人はかなり少ないでしょう。
肉体労働の発表会ダンサーの引退は早めにするのが利口
数は少なくなりますが40代、50代でも体を壊しながら発表会のダンサーとしてパドドゥを踊ていらっしゃる方をみかけます。
その中の一人の方は、ケガが重なり大手術をされましたが、若い時のように足の自由がきかなく、ジャンプも回転技も思う様にできなくなってしまったということです。
そうするとどうなると思いますか?
ジャンプも回転技もそれほどできないと、グランはまずできなくなります。
パドドゥもアダージオで、それほど女性を持ち上げるリフトが入ってない踊り・・。
そんな状態ではパドドゥの依頼だって減ってしまいます。生活費の重要な収入源だったとしたら、考えただけでも恐ろしいですよね。
そんな感じで、発表会ダンサーとしてフリーで生活はしていけるのでしょうか?
やはり、今を考えるのでなく、ダンサーとして終わった後の人生のことを考えて今から行動するのがベストですね・・。
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