
前回ではピアノ先生が自宅を使って自分の教室やオンラインレッスンを始めるとき、安定して長期的にお教室収入をアップするために年間計画から1日単位までの実行計画の立て方を具体的に話してきました。(https://pomme.xsrv.jp/2086.html)

今日は実際にあなたのファンになる見込み生徒をどのように集客していけば成功するか?マーケティング戦略を交えながら、効果的な集客方法を詳しく解説していきます。
ピアノ教室・オンラインレッスンの運営方法:生徒集客のためのマーケティング正しい戦略

個人経営のピアノ教室やオンラインレッスンをサブスクリプション(=月額制)でスタートさせることで、先生の年収をアップさせる一番の要因になります。
また安定して長期的に毎月の収入も期待できるのはフリーランスの音楽家として生活を安定させるためにも、ぜひお教室つくりはしておきたいもの。
お教室を長く安定させて運営できるようにお教室の理念(どのようなお教室にするのか?)を最初に熟考し、それをもとに細かい実行計画を立てることになります。
次にマーケティング結果を冷静に分析しながら生徒のニーズに合う集客方法を選んで戦略的にお教室を運営・経営していく必要があります。
ピアノ講師がサブスクリプション(月額制レッスン)を導入するメリット

現在は現金のお月謝制にしているピアノ講師も方もいらっしゃると思いますが、早めに月額制のクレジット払いができるサブスクリプションを導入すべきです。
(サブスクリプション=月額制のレッスン)
そうすることによって例えば自粛生活が数か月以上続き、レンタルスタジオまたは自宅でのレッスンが一時的に閉鎖されても、オンラインレッスンで自動的に生徒から毎月決まったお月謝=収入があなたの口座に振り込まれることになります。
結果、半自動的にまた継続的に月額の収入がある程度確保され、世情に左右されずに収入が安定し、中長期的な資産も見えてきます。
いつも生徒さんが減ってお教室の収入の不安がある先生にとっては余計にサブスクリプション型のお教室を(再)スタートさせるべきだと感じてます。
そのためにもお教室を中長期的に安定して黒字化させるための生徒集客法を学び、また通常の教室やオンラインレッスン導入のためのマーケティングをし分析することが必要となります。
ピアノ教室やオンラインレッスン開業のためのマーケティング方法

ピアノ教室やオンラインレッスン開業するにあたってマーケティングする際にどのようなことを具体的に行っていくか知ってますか?
このマーケティングを抜かしてなんとなく自分のお教室を作ってしまうと、後々生徒さんが集まらない→お教室閉鎖にもつながる原因になるので、しっかりとお教室のコンセプト(理念)を元にマーケティング調査を独自に行う必要が必ずあります。
オンライン教室の主催者宅の周辺やもしすでにバレエ教室を持っているのだったら、そのターゲットとなる生徒が何を求めているのか?という生徒さんの希望を調査することで、その希望に合ったレッスン講座や生徒募集をしたり、新規生徒募集のための体験レッスンやイベント開発等を行うことになります。
今回の場合、従来のスタジオで対面式のレッスン内容ではなく、オンライン講座の開講が目的のため、スタジオ周辺の綿密な調査と生徒層を分析するマーケティング方法は参考程度に述べます。
ピアノ教室やオンラインレッスンの正しいマーケティング方法と生徒のニーズを調査・分析しよう!

従来であれば教室を構える前にお教室周辺の立地条件、見込み生徒層のマーケティングリサーチを行います。
(オンラインレッスンの場合、場所に関わらずレッスンができるため、スタジオ周辺のリサーチは必要ないですが、ターゲットとなる生徒層を決め、それに沿ってレッスン内容が決まってくるため綿密に調査してください。)
参考までに、スタジオを構えるときは周辺の生活圏を調べます。実際に足を運んで土地を実際に見て調査することをお勧めします。
➡スタジオ周辺に生徒が通える範囲で学校(幼稚園、保育園、小学校、中学校、高校)がどのくらいあるのか?
➡子どもが多い家族環境の多い地域か?
➡独身用のマンションが多いのか?
➡駅から徒歩何分程度か?
➡スタジオ周辺のお店状況:閑静な住宅街、商店街、商業ビルやテナントが多い場所、アダルト系のショップやお店の有無、飲み屋の有無
➡同業者(ピアノ教室の有無)
こういったことを調べていきます。
ピアノ教室やオンラインレッスンを開講し継続させるための生徒層とシステムの決定

ざっとスタジオ周辺のマーケティングを洗い出したら、次にやるべきことはお教室にきてほしい生徒層の決定とあなたのお教室やレッスンの目的=軸に沿ったレッスン内容についてざっくりと決めていきます。
ここでの決定事項でのポイントは次の点のみを決めます。
生徒の年代、年齢層、レベル
マーケテュング分析よりでたリサーチ結果からレッスン内容や料金体制等のお教室のいろいろな細かいシステムを決めていく
ピアノ教室&オンラインレッスン内容の設定ポイント
私自身、バレエ教室を作ったとき、生徒さんが満足すればレッスンを続けてくれる=お教室の存続につながると考えてました。
結果、定期的に生徒さんの要望を聞いたり、どんなことを今後レッスンでやりたいか?等メールや直接プライベートレッスンで聞き出しました。
生徒さんは、自分の要望を当然伝えてきます。それは生徒さんの希望が直でわかるので大切な意見の1つなのですが、反面、その要望のいくつかがお教室の最初の目的(どのようなお教室にしたいか?=理念)から大きくずれることがあります。
そうなるとどのような結果が生まれるでしょうか?
お教室を作る時に決めたお教室の目的(理念)がずれてしまいます。
その目標自体が大きくそれてしますと、例えばHPやブログ、チライ媒体で宣伝している目的が大きくずれることになり、結局、お教室の目的がはっきりしないので生徒さんが体験レッスンに来なくなる原因に繋がります。
そのためお教室のレベルも目的も、お教室の軸から大幅に変更させるような生徒の要望はヒアリングして参考程度にとどめておくべきです。
ピアノ教室やオンラインレッスン開校前のレベル設定について
通常、ピアノのレッスンでは、入門~上級レベルまで細かく設定する場合が多いですが、その場合でも、生徒の設定レベルよりも実際のレッスンレベルは少し上のレベル設定にして教えることがポイントです。
そうすることで生徒ができない、習得できないテクニックがあることでレッスンを続けてできるようにしたい、上達したいという欲を利用することができ、お教室やレッスン継続または上のレベルへの変更も可能になるからです。
生徒を常にあきさせない、全て満足させないレベル設定が必要です。
ピアノ教室やオンラインレッスンの料金や時間設定の正しい決め方

オンラインレッスンの料金設定や時間設定については、ターゲットとなる生徒層によりますが、子どもを対象にするのか、主婦を対象にするのか?OLさんを対象にするのかで料金やレッスン時間も変わってきます。
生徒さんが住んでいる地域によって年収が違ってきます。こどもだと親の年収によってお稽古事に割ける費用も変わってきます。生徒さんの住所・職業をアンケート調査すると、この辺の事情はよく分かってきます。
例えば生活費が高い東京の中心地や一等地に住んでいる生徒さんであれば、年収も高く余暇に使う費用もある程度使えるというリサーチ結果がでています。
また地方の年収が低い地域に住んでいる生徒さんであれば、オンラインレッスンでどこに住んでいてもレッスンを受けられますが、余暇に投資できる余裕はあまりないと分析結果がでてきます。
レッスン費用については、生徒さんの住所(最低でも都道府県)をアンケート調査し、その地域の年収と同業者のレッスン費用をリサーチする必要があります。
オンライン教室は住んでいる場所は問わず、ネット環境させあればレッスンを受けられますが、住んでいる地域によっておおよその年収はきまってくるので、レッスンにかかる費用がどれくらいかけられるのか?によって集めたい生徒さんの層が決まってきます。
次は実際に生徒集客方法について解説していきます。
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