バレエを辞めた後、バレリーナの生活費や老後資金、貯蓄は大丈夫?

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国内外に限らず、バレリーナやバレエダンサーになれたからといって一般企業と違い、将来の保証があるわけではありません。しかも第2,3の人生は一般の人たちより早く30代40代で来てしまうのです。

 

またプロのバレリーナになれたとしても、日本でそれだけで生活をしていける人は皆無ですよね。両親が有名なバレエダンサーでバレエのお教室を開いていたとしても、副業としてインストラクターや発表会ダンサーをしていることでしょう。

 

女性の場合だと普通にバイトしたり、実家の援助で暮らしていたり。

経済面での苦労は本当につらいです・・。十分理解できます。

 

それにバレエスクールの講師といっても時給は高いとはいえません。居酒屋やパン屋で1日8時間週5日働いたほうがまだ生活が楽になるほどです。

 

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バレエしかやってこないと、30代以上になると世間一般の職でも潰しがなかなかきかなくなるので、今後生活費をどうやって継続的に手に入れていくか、ケガや病気をした時の蓄えや、老後の貯蓄まで視野を広げて考えていかなければなりませんよ。

 

老後に最低限必要な1か月の生活費はいくら?準備する貯蓄はいくら?

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バレリーナのその後の人生や、老後について書かれている書籍はまだありません。マスコミにもまだ騒がれていない分野です。

 

だからこそ不安じゃないですか?

一般企業と違うので一体年金はどれほどあてにできるのか?バレリーナの老後の社会保障や必要な貯蓄額など準備しておくにこしたことはありませんよね。

 

確かな情報として、2016年6月の総務省が毎年発表している退職者の家計調査「二人以上の世帯」では、支出合計:約28万円弱となります。

 

内訳(平均)

・食費 66,721円
・住居 15,595円
・水道光熱 17,506円
・家具、家事 9,659円
・被服費等  7,052円
・保健医療 13,930円
・交通通信 25,639円
・教育 316円
・教養娯楽 26,192円
・その他 48,423円
(主な内訳-理美容、おこづかい、交際費、嗜好品、諸雑費など)
・税金 社会保険料 46,850円

参考:https://allabout.co.jp/gm/gc/12583/

 

一般企業に40年間勤めて厚生年金を払い続けた人の1か月の年金の平均はちょっと1年前のデータになりますが(さほど今年と変わらないので)、一人当たり約21万円を受け取ることにとなります。

 

ただし

国民年金:5万4544円

厚生年金:14万5596円

参考(国民年金・厚生年金受給権者の平均年金月額の推移
(平成25年度末現在、単位:円))

 

の内訳なので、バレリーナの老後の資金=国民年金は一人当たりざっと5万円ちょっと?!しかもらえません。

 

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こんなんでは到底生活していけませんよね。

どんだけ老後資金のために貯蓄が重要かっということになってきます。

 

 厳しいけどこれが現実。確実に現役のバレリーナの時から貯蓄を考えて副業で副収入をえたり、バレリーナを辞めたあとの転職を考えて経験がつめるアルバイトをしておいたほうが身のためです。

 

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