こんなに違うの?バレエダンサーのお給料、年収比較

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国内のバレエ団のお給料がいくらか分かったら、オーディションを受けるバレエ団を変えるのでしょうか?お給料が保証されていなかったら、バレエダンサーになるのを諦めるのでしょうか?

 

そういった疑問もありますが、ここはお給料の話だけ。

 

まず外国からの話しから具体的にします。

 

イギリスの場合、ロイヤルバレエ団でもイングリッシュナショナルバレエ団、その他の大きい国公立のバレエ団で以下の年収です。

 

  • プリンシパル:約1200~1000万円
  • ソリスト:500~800万円前後
  • コールド:約400万円前後

 

プリンシパルやソリスト級の方たちはゲストで他のバレエ団の公演やフェスティバルに招待されるのでギャラも副収入で入ります。

 

プリンシパルだと総収入2000万円前後にはなります。

 

社会保障完備で、ポワント支給、バレエ団専属のマッサージやピラティス他、サービを無料で受けられるので、社会的地位もかなり高く一般職の人よりもいい生活ができます。

 

このイギリスの年収はだいたいヨーロッパの大きな国公立のバレエ団だったら平均年収は同じくらいです。

フランスだと、オペラ座のエトワールの年収は800万円~1000万程度です。

 

ただし、ヨーロッパの場合、税金が高いので、年収の約3分の1~半分は徴収されてしまうのが痛い。その代り社会保障を厚く受けられるので、生活も問題なくできるし、将来の貯蓄もできます。

 

週休2日制のところが多く、フランスの場合は現在週35時間以上は働いてはいけないという法律があります。

ドイツでは週休2日制が徹底されているので、週末働いたらその分平日に必ずバレエ団をお休みをとるようにもなります。

 

日本国内の男性バレエダンサーの年収はどのくらいか?

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これが日本の場合だと、男性バレエダンサーでソリスト級以上の方であれば、いろんなバレエ教室の発表会や、バレエ協会のゲストとして招待されるので、その年収をいれて平均300~350万円前後の収入の方が多いです。

 

新国立劇場やKバレエ団は月給制を導入しているので、男性のバレエダンサーでコールド以上であれば、それ以外のバレエ団と比較して多少生活の保障はされています。

 

ただし、肉体的に重労働な職業なので、30歳以上長くても40歳以上続けるのはかなり大変な職業です。

 

それ以降の職業もバレエの先生やお教室を開くのは、都内や東京近郊では過渡期だし、少子化も進んでいるので、赤字経営のところが少なくありません。

お教室によっては閉鎖になっているところもあります。

 

第2の人生を考え、早めにバレエダンサーを辞めてからの職業を考えておいたほうが身のためです。

 

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