30代以上のバレエダンサーの生活をどうやって安定させるか?

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先日ウェブインタビューで俳優の渡辺謙が言っていた言葉に言及してみる。

「僕にも、俳優として先が見えなくなって、不安に押しつぶされそうな時期がありました。でも、どんなに状況が悪かろうと、そういう時ってあがき続けるしかないんですよね。その時の自分にやれることをやるだけ。水面下で足ヒレをバタバタ絶え間なく動かし続けるようにね。そうこうしているうちに、違う潮目にすーっと分け入ることができる瞬間がやって来る」

(参考:ウーマンタイプ・働く女の仕事と人生
vol.61 の中でのあるインタビュー)

 

バレエダンサーもこんな状況ってあるんですよね・・。

 

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バレエ団に所属する時は、ほとんどの人がコールドから始めるわけで、先が見えてない。いつ昇級するのか、踊りたいと願うような踊りがいつできるようになるのか?

バレエを好きな仕事にできたのはいいが、日本のバレエダンサーは生活費は他のバイトで収入を得なければやっていけない。

 

ケガの予防や体作り・維持のためにピラティスや整体マッサージに定期的に通いたいがが、自由診療なので定期的に月に何度も通うことは厳しい・・・

 

そういう状況のダンサーがほとんどなのではないでしょうか?

男性と女性のバレエダンサーでもバレエで得られる年収は違ってきますが。

 

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普通のサラリーマンでいう、平均的な昇級の年齢や、年収アップのタイミングなんかバレエも世界も演劇・俳優の世界も確定している決まりなんかありません。

 

いいタイミングとチャンスに恵まれて、良いコネクションも実力もあって、人柄も重視されるそんな世界です。

 

もしかして努力して地道にバレエや俳優業を続けていくうちに仕事で良い縁ができるのかもしれない。でもそれがいつだか誰にも分からなく、不安にかられています。

 

経済的な不安定さから不安や、将来の人生設計に関する心配ごとも増えてきます。特に30代に突入すると全く違った職種への方向転換も難しくなるのが真実です。

 

経済的にも精神的にも今よりずっと良い状態で30代以上を迎えるためにも、20代でバレエに関することで、踊ることだけが生きていく術でないことを認識して、バレエ関係でも自分自身に何ができるのか、適正を考えていくべきです。

 

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踊ることだけがバレエに関する仕事でもないし、バレエダンサーとしての肩書をもちつつ、外国人ダンサーのように複数の事業を展開していけるビジネス頭脳と実力をつけていくことをおすすめします。

 

そのためには、異業種の人たちとのセミナーや交流会に参加して人脈を徐々につくったり、資産作りや起業のための発想作りセミナーなどにもどんどん参加して、ダンサーとしての自分にできる能力を他社との交流で自分探しをしていくのも1つの方法です。

 

そのように多方面でいろいろな土台をつくっておくことで、渡辺謙さんがいっているように、少しずつバレエダンサーの肩書をもちながら、自然と周りの協力もあり、いろいろな活躍する潮目が開けてきます。

何も自分からしなければそのまま厳しい30代以降のバレエを踊ることや教えだけで生活している人たちと同じような状況になってしまう可能性は十分にあります。

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