日本でバレエや他のジャンルのダンスでも、それだけで生活ができる人は本当にほんの一握りだけ。
どんなに生涯バレエや踊りだけで生きていきたい!って思っても、なかなかそう思い通りにはいきませんよね。できる能力と、やりたい願いは必ずしも一致しないってこと。
だけど踊りを続けていきたいと思ったら、副業としてずっと習っていたバレエのお教室でバレエアシスタントとして子供クラス受け持ったり、大人の趣味のバレエクラスを受け持ったりする人たちも少なくありませんよね。
個人的にもローカルなお教室でバレエを習っていたので、そういうお弟子さんがバレエの助手としてなりたっているバレエ教室の事情もよく理解できます。
バレエに携われるので、一般のバレエ愛好者からみるとバレエアシスタントや助教の人たちっていいな~って思われることも多々あります。
プロのバレエダンサーになれなければ、そういう教えの道を職業としてやっていきたいと言っている友人もいました。
ただ現実の問題としてそれだけで生活できるか?バレエの教えだけでバイト代を賄えるか?ってことが問題。
こういう話題ってネットでもほとんどでていない話題なので、お給料の比較するのが難しいので、個人的に小さいと時からずっと所属していたバレエのお教室のバレエ助手の一月いくら収入が頂けるか、ここで参考までに載せておきます。
個人経営のバレエのお教室のアシスタントの時給っていくらもらえるの?
日本のバレエ人口は圧倒的に女性が多いので、1つの個人経営のバレエのお教室で女性のバレエ助手が頂ける毎月のお給料?というか謝礼金は2~3万円でした。これでも週に2コマのバレエクラスは受け持っているんですよ・・。1コマ2時間で。
時給にするといくらでしょうか?
4週間8コマ教えたとして、20,000円÷8コマ÷2時間=1,250円/時間
案外時給いいじゃない?って思うかもしれないけど、ここに交通費も入っていて往復例えば500円引かれたら?1,250円ー500円=650円/時間
1時間650円の時給ですよ?
労働基準法で東京都の最低時給は平成28年10月1日の発表によると、時間額932円です。ここには交通費等、経費は一切含まれません。
932円ー650円=282円も最低賃金の時給よりさらに低いんですよ。
昔からずっとそうやってお教室のバレエの先生の裁量で時給や労働条件がきまってしまってます。しかも明らかに社会保障や時給の面で法的に労働基準法に完全に反するやり方で、バレエのアシスタントや助手をやとっているんですよ。
もし訴えられたら、そのお教室は明らかに管轄の労働局から監査と厳重注意を言い渡され、監視状態になるでしょうね。
また法廷で訴訟問題に発展したら、お教室側が完全に負ける要素ばかりもっています。
あこがれのバレエアシスタントという職業に就くのも自己責任です。
ただ、スズメの涙程度の謝礼金だけでは毎月生活していけないのは目に見えていますね。
早い段階で副業でネットビジネスをしたり、シフト調整のつくバイトをかけもちしたりしながら、10年後、20年後の自分のビジョンを考えたほうがベターです。
経済的に不安定な生活は、心のゆとりも奪います。
少しは毎月自分のために、洋服買ったり、ちょっとリッチなところでお茶したり食事したり、エンターテイメントを楽しんだり、小旅行したり・・・そんな楽しみもできない生活をいつまで続けるのでしょうか?・・・
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