ちょっと古いバレエのドキュメンタリー映画ですが、オペラ座のエトワールたちを追った『エトワール』という、パリオペラ座バレエでの生活を描いたドキュメンタリー映画の中でオペラ座の月収について話している場面があります。
それを参考にするとカドリーユから最高のエトワールまでの年収の格差が相当あるってことがわかります。
カドリーユが大体月収20万円弱で、エトワールが月収50万円ほど。
年収にすると240万円~600万円ほど。
意外と年収は低いなと思いがちですが・・。でもバレエダンサーは公務員ですから、いろいろな社会保障は優遇されているので、パリのように生活費が高い都市でも十分に生活できるお給料ですね。
そして42歳までは本人が退団の意向を決めるまではずっとバレエ団に在籍できるんですから、いいですよね。
オペラ座のエトワールの年収も確保できない日本でバレエを続けていくには?
今は海外の国公立のバレエ団でバレエダンサーとして踊っている日本人も多くなってきました。
日本のバレエダンサーの状況を考えると、経済的な面を考えると恵まれた環境で踊りに集中できるのは素晴らしいことだと思います。
ただバレエにはやはり年齢がつきもので。
いつかはプロのバレリーナとして辞める時がきますよね。日本に帰ってきてからバレエしかやっていないで、普通の職に方向転換なんて経験もないし。
何よりバレエから離れることは気持ち的にもできないですよ。
でも実際に生活費は絶対必要。
バレエを続けるにもお教室を開くにもとりあえず貯金も生活に困らないだけの収入は確保したいモノ。
ある程度のお金の心配が消えれば、心の余裕も安定もでてきます。
踊れている今の状況でなく、プロとしてバレエダンサーを辞めたときのことを考えて副収入を得られる基盤を早めに作っておくといいですよ。芸術家たちのための副収入をえる詳細はコチラです。
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