プロのバレリーナの将来の年金生活:非常に厳しい現実が待っていることを再認識する

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2017年12月に厚生労働省年金局の「平成27年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」から発表された年金額の平均は次の通りです。

 

65歳以上の年金受給者で20年以上の年金を支払い続けていて、1人の平均年金額で、夫が会社員で厚生年金を収めた場合、妻が専業手又はパートで国民年金を収めた場合になります ↓

 

厚生年金 月145,305円(20年以上加入の場合、基礎年金含む)

上記の国民年金のうち()内が厚生年金以外の人たちの国民年金受給額です。月55,157円。

 

 

この状況をみると2017年時点でもすでに毎月の生活が年金だけではとうてい生活していかにことがうかがえます。

 

バレエダンサー同士の結婚生活だと大半がフリーランスや自営業。だとすると夫婦合計の国民年金額は2017年の段階で月に約10万円ほどです。

 

さらにこの金額から社会保険料が引かれてしまい、手取りが3万円前後となります。

とすると夫婦の年金手取りは月に約6万円ほど。

 

これでは家賃代にもならない。光熱費や通信費、切り詰めた食費だいほどにしかならないでしょうね。

 

20年後、30年後、年金受給額はもっと減ると予想されます。

(65歳以上の高齢者の増加、少子化の加速化の問題、増加する未払い年金者の数が主な原因)

 

これだけの国民年金だけでは老後の生活は現実的に無理といわれている状況ですよね。厳しいのではなく不可能なんですよ。

 

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まだバレエダンサーの少なかった時代にダンサーだった、現在の中高齢者枠の年金受給者のうちどのような人たちがまだバレエ界に残っているのでしょうか?

 

オープンクラスやバレエ団で教えていらっしゃる大先生方や、自分のお教室でまだ現役のシニア世代の先生方・・。尊敬すべきところはありますが、現実的に見た目からも日々の生活はゆとりはなさそうに見受けられます。

 

極一部の莫大な親の遺産がある方や、代々有名なバレエ教室の実子の方々だけが年金生活と貯金、毎月入ってくるレッスン代で生活できている超厳しい現実を把握しておく必要があります。

 

  • それ以外の現役バレエダンサーがどの程度将来的にもバレエ界で生きていけるのか? 
  • 男性ダンサーとの夫婦生活を経済的に継続できるのか? 

そのような大きな近い将来的な不安もでてきます。

 

老後資金をしっかりと準備しておくことが必須ですが、どのように?というとバレエダンサーとしては難しいですよ。

 

職業的に30代後半になるにつれダンサーとして現役続行の限界がくるからです。

それからどのように老後資金5000万円以上の貯金をつみたてていくのか

 

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下記のような芸術家の男性との結婚について躊躇している心中が小町にのっていましたので、女性側の意見として一般論の1つなので記載しておきます。

 

 7年付き合った貯金なし芸術家の彼との将来「読売小町」2013年5月の記事より抜粋

 

芸の道で、成功するまでは、彼女さんが支える必要があります。
安定と子供をもうけるなら、お別れした方がいいでしょう。

芸術は、天才的な一握りの有名芸術家とその他大勢無名の人が細々と作品を作る世界です。

 

40代、主婦です。
過去に同じような状態の相手との将来に悩みながらかなりの年数をムダにしてしまったなー、過ぎたことだけど・・と今は思います。

(・・・)

今、ここにトピックを立てているトピ主さんは、やっぱりその彼との将来は考え直したほうがいいのかも・・。
身近な友人なら、辞めたほうがいいと言います。

もしかしたら彼は将来、経済的に安定する時が来るかもしれないけど、それがいつ頃か分からないし、一生そうならないかもしれない。

 

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