バレエダンサーがよくしているアルバイトの一つ、バレエの講師の現実的な話。
バレエの先生が複数いる有名なバレエのオープンクラスで教えるのか、自分が小さい時からレッスンしている恩師の元でアシスタントや助教としてバレエを教えるのか、小規模のバレエ教室でアルバイトをするのかによって、稼ぎの度合は多少違ってきますが、それほどバイト代は高くありません。
個人経営のバレエ教室のアシスタントや助教の労働条件
特にお教室のアシスタントだと、最初に1レッスンいくらの具体的な話もなく、レッスン以外にも生徒さんが来る前のお教室の掃除や、発表会時のクラスの振付や練習時の拘束時間に対する時給の低さ他、労働時間に対してアルバイト料を時給で換算するとタダ同然なんて時もあります。
私も個人的にはそう時がありました。
ありがとうの一言で4万円のご祝儀ですか?これでは生活はできません。
時間的拘束が長いから、他のアルバイトもいれられなかったし。
自分のバレエに集中したいのに、逆にバレエ団でのレッスンやリハをする前に疲れてしまうことも多々ありました。
こういった悪条件の労働を昔からのバレエの先生は考えているのでしょうか?
まして自分の生徒に対してひどい仕打ちだなと感じます。
だから個人経営のバレエ教室のアシスタントは長く続けるものではありません。
オープンクラスのバレエ講師の労働条件
オープンクラスのバレエスクールは、講師の先生方が多くいらっしゃいますので、ある程度バレエ界で有名になっている人でないと、講師の話がこないこともあります。
またバレエのつながりで講師の口が広がっていくこともあります。
こういう大きなオープンクラスでは、経営が独立しているので時間単位のクラスだけ受け持てばいいというメリットはあります。
時給に関してはクラスの人数や講師の知名度によって違ってくるので、一部の講師は稼げるという状況です。
ただし一つのオープンクラスだけで生活費を稼げることはありません。どんなに有名なバレエ講師でも複数のお教室をかけもちして、何とか生活している感じです。
それも40代半ば以上になると、どんどん若いバレエダンサーがでてくるので、ずっと雇われ講師として生きていくのはかなり難しいですね。
バレリーナの10年後、20年後、老後は考えてますか?
体力の衰えがひしひしと感じられる30代後半以上になって、不規則な労働時間に対する時給の低さや、社会保障も加入できない状況で40代、50代を迎えたいですか?
このままだと定年になったら生活保護をうけるような状況になるかもしれないですよ。
実際に保護を受けている男性の元バレエダンサーもいらっしゃいます・・
バレエのお教室を開いて主催者側として運営していくといっけん生活が安定しそうに思えますが、現在バレエ教室はどんどん増えています。
バレダンサーが現役を終わったり、結婚されるとお教室を開く方がおおいからです。
でも確実に子供の数は減っていってます。
大人の方のバレエブームは以前盛り上がってますが、そういう人たちはオープンクラスで有名なバレリーナの講師のクラスでレッスンしている方が東京だと多いです。
他のお教室との差別化ができないと、結局バレエのお教室も赤字状態が続き閉鎖へおいこまれてしまいます。
そういった時、バレエ以外のこともできないと副業をしようにも潰しがきかなくなってしまう年齢になっていたら・・。考えるだけ恐ろしいです。どのように普通に生活していけばいいのか?
そうなる前に現役時代から、通信教育で資格や学位をとっておくとか、資格がとれるバイトで経歴や経験を積んでおくとかしないとバレエ団を退団してからの人生が不安定なものになります。
まずバイトや派遣の無料登録から早めに始めるほうがいいです。
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