バレリーナは職業として日本の社会では認められていない厳しい現状

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日本のバレエ団で職業舞踊手として、バレエだけで本職になっている人はいったいどれだけいるのだろうか?

 

本当にほんの一握りの人たちだけに限られてます。

 

バレエ団だけで生活していけているのは、Kバレエの熊川さん、新国立劇場のバレエ団のソリスト級以上のバレエダンサーの方々、東京バレエ団プリンシパル級の男性ダンサーの方々ぐらいしか思いつきませんね。

 

男性のバレエダンサーであれば、バレエ団の公演のギャラの他に、発表会の多い7,8月に発表会ダンサーとして、いろいろなお教室の発表会の女性の相手役としてお話がくることが多いので、そこで結構稼いでいる方も多いです。

 

男性の所属しているバレエ団や、バレエ団でのステータスにもよりますが、大体1パドドゥで練習も含めて20万前後ということでしょうか。

夏に発表会ダンサーで10本お話がくれば20万×10本=200万ということでしょうか。

 

(2か月で10回発表会をやるのは、リハーサルも含め結構体力的にもスケジュール的にも大変なことはききます)

 

いずれにしろとってもハードなことです。

 

女性のバレリーナの場合は、アルバイトするか実家の援助でバレエを続けてるかになります

 

ずっと言われていることですが、バレエに限らず日本の社会では芸術で生きていこうと思ったら超厳しい生活が待っているので、覚悟が必要です。

 

バレリーナだったら年金支払いの免除を利用してもいいんじゃない?

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社会的保証がないので、労働保険、雇用保険、年金、健康保険もバレエ団では整備されていないことがほとんどで、全て自腹をしなくてはならない。

 

毎月の社会保険が約3~5万の支払いをしなくてはならないので、それだけでも大変です。

 

年金制度は底をつきつつあるのは周知の事実。今の40代以下の人たちが定年した時に年金が支払われるような財源はもう残っていませんよ。(これは学校に勤める大学の教授クラスの友人がいっていることです)。

 

万が一支払われたとしても、月に1~2万程度と推定されるので、そんなんじゃお小遣い程度にもなりませんよ。

だったら支払はないほうがまし。支払いを避けられるなら避けたほうがいいです。

 

サラリーマンであればサラリーから自動天引きされるので年金の支払いは避けられませんが、個人で支払う場合は、国民年金支払いの免除を受けたほうがだんぜんお得。その分貯金したほうがよっぽどマシです。

 

両親からの援助があるお金持ちのバレエダンサー

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実家が超お金持ちのお嬢さんもプロのバレエダンサーになっている人もいます。それこそ毎月の暮らしには不自由していない人はたまにいましたね。

そういうウワサもバレエ界じゃすぐに誰だかわかってしまいがちですが・・

 

ご両親がバレエ界の関係者であればそれなりに生活は安定してますね。ご本人にはいろいろと自分のおかれた立場や生まれながらの葛藤はあると思いますが・・。

 

やはり親の援助や結婚しても配偶者の理解や援助がないと、なかなかプロのバレエダンサーでいることが難しく、若い20代後半のうちに未経験でも大丈夫な他の仕事に転職してしまう人や、趣味でバレエを続けながら転職を探す人も多いです。

 

 

バレリーナになった段階で10年後、20年後、自分はどうなっていたいのかを真剣に考える必要があります。

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