日本のバレエ団に所属したからといってそれだけで女性のバレリーナが生活できることはないことはもう理解されていると思います。
それでもやはりバレリーナになりたい!と夢を実現させる気持ちも十分理解できます。
個人的に私自身もそうでしたから。ダンスのジャンルは違いますけどね・・。
日本のバレエ団も東京の有名なところであれば、レベルが高いし海外のバレエ団と同等に戦えるほどの人材の方々がそろっていらっしゃると感じます。
海外のバレエ団のほうがお給料で生活できるけど、本当にそれでいいの?
海外のバレエ団で活躍すると「すごいね~」感があうので外国のバレエ団に所属する方々もいますが、やはり十分安定した生活できるのはソリスト以上のダンサーたちのみです。
確かにお給料や社会保障は海外のバレエ団の方がしっかりとしているので、生活に困ることはありませんが、20代後半、30代前半で日本に戻ってきてどうしますか?
コネクションを頼って日本のバレエ団に所属するか、教えをどこかで探すか?
外国である程度有名になっていたらいいけど、日本でバレエ団に入るのもお教室を開くのも「ネームバリュー」で最初からお客さんがつきますが、そうでないコールドの場合、日本での再就職は難しいです。
なぜかって、海外と日本でのキャリアはパラレルワールドだからです。
日本では日本人の特定のバレリーナのファンの方がいて、日本のバレエ団の世界ができているから。
日本に帰ってきて一からやり直すのか、日本のバレエ団でバイトしながら好きな踊りを続けるのか、海外のバレエ団で年金をもらえるまでがんばって契約更新をし続けるのか、先のことを考えて決断するべきです。
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