バレエの教えだけで食べていくっていうのは今の世の中そうとう厳しいです。
スタジオを借りるのならその維持費だけでも都内や大都市なら月20万~30万ほどかかります。それと必要経費(電気代、冷暖房費、通信費等)。
ざっと計算しただけでも月40~50万円はかかる。
お教室経営やバレエの教えで食べていけるのはご両親がバレエ教室をやっていて、必然的に子供がそこで教えたり引き継ぐ形の場合のみ。
あとは、バレエ団を退団したら、フリーのダンサーとして生活していくか、いくつもお教室の雇われ講師としてバレエの先生になるか、こういう選択をとる人たちが大多数です。
女性の場合、結婚して永久就職という方法もありますが。
(ここでは話題にしませんが、このバレエ団の女性の間でされる結婚の話はけっこうリアルすぎる話・・)。
バレエの助教、アシスタントはバレエ好きな子供を育てることも難しい
どうしても将来、収入面で生活できる保証はないけどそれでもバレエの助教をしながら
バレエと関わっていきたいと考える人を除いて、助教という立場は微妙です。
助教の上にはバレエ教室の大先生が必ずいるわけで、その人がお教室の在り方やどの生徒にどれだけ本格的に目をかけるか・・、という感じ。
やはりバレエ好きなこどもだけでなく、プロダンサーになれそうな才能のある子どもを育てていくという決定権は大先生にあります。
助教の立場はあくまでも大先生をアシストする立場ということなんですよね。
だから高校生や大学生をやりながらバイトの1つとして考えるのはいいかもしれない。
将来的に自分のバレエのお教室を開きたいと思っているバレエ愛好家やセミプロの人にとっては、実地で教え方や運営の仕方を学べるんですからね。
バレエが上手にできる子どもや大人に教えるのはかんたんですよ。見本をみせなくてもすぐに理解しちゃう。手がかからないんです。
逆に、バレエを始めたばかりの子どもや大人を相手にする場合や、注意したことをすぐにできない人にどうやって分かりやすく教えられるか、正しい体の使い方や音の取り方を伝えられるか、そういうことのほうが難しいです。
バレエを教えるだけで生活できるのはほんの一握りの人たちんだので、バレエ以外のバイトや派遣の仕事など、収入がよく生活費を稼げる仕事をやりながらバレエの助教を続けるのは、本当に自己責任の元ということを忘れないように。
そして将来の自分がどうなっていたいのか、そういうビジョンをもって生活する、仕事を続けるのは大切です。
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