20代後半~30代のわりと名前が売れているバレエダンサーのかたたちの年収って、仲間内ではだいたい平均300万円前後といわれています。
男性のダンサーだと発表会シーズンの夏にバレエのお教室やスクールで子どものバレエのパドドゥの相手をしたり、大人だけの発表会での相手をしたりで夏時期にがっつりと年収の半分以上の収入を得ることが多いです。
もっとも熊川哲也さんクラスになると年収1000万円以上になりますが、そういうトップクラスの人たちは世界中のトップクラスで活躍しているような人たちであってレアなケース。
でもこういうアート関係の職業の人たちのデメリットは、ローンがなかなかくめないところ。
原因は、ケガや体調不良、大病をすると練習もできなく、ましてや本番の舞台も踏めなくなってしまうから。
そうすると一気に収入のない生活へ落ちてしまうことが最大のリスクです。
海外の国公立のバレエ団だと、シーズン中であれば社会保険を使ってリハビリしたり、休業中のサラリーもしっかりと法で守られているんですがね・・
なかなか日本のバレエ団だとそうもいかない。
銀行側のバレエダンサーという職業の認識度の低さ
大手の都市銀行では、銀行カードや口座を作るときに「その他」の職種として認識されているバレエダンサーやバレリーナの職業。
これは、ローンを組むときに毎月返済能力のない不安定な生活をしている職種という意味合いなので、銀行側もバレエ教室を開設する時や家を買う時、結婚資金等、ちょっとした10万単位のローンでも貸し渋るというのが現状です。
カードローン付きの銀行カードもありますが、ローンが使える限度額が10万円程度だったり。10万程度だとほとんど何も将来的には役にたたない貸付金額ですよね。
これがバレエダンサーをやりながら、他に契約社員や派遣、バイトをやっていると一応そちらでの職業のほうが社会的には認められているので、銀行側もローンをするときや、ちょっとお金が必要な時でも、意外とスムーズに貸付OKを承諾してくる場合が多いんです。
だから形だけでも何らかの副業をもっていて毎月の収入が確保できているってことが証明できる仕事を持っていたほうが、将来的にも十分役にたちます。
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