将来、バレリーナになりたいと思っていたり実際にバレエ団に所属すると、今までみえていなかったことが現実となります。
中にはバレエは好きだし、夢だったバレリーナになれたけど、現実的に嫌になることもあります。
お給料もないのに、毎日のレッスンや次の舞台のリハーサルも時間だけ拘束されてタダ同然の扱い。
男性のバレエダンサーであれば女性よりは待遇はいいと言われてますが、それもピンキリですね・・
バレエ団によっては公演のギャラがでるところもありますがそれも公演が毎月あるところはほとんどないですよ。
体が疲れている時もリハーサルを休めない。少しの熱なら我慢せねば。
舞台がない時は通常のレッスンもあるし、バレエ団がお休みの時は教えや発表会のお手伝い、アルバイトで明け暮れている・・なんてこともザラです。
旅行に行く暇もないし、学生時代の友人と食事もショッピングする余裕ある時間ももてない・・なんてこともあります。
バレエを仕事としているので、多少の体の不調を我慢して仕事をするのはどの職業でもつきものですが、やはりバレエは肉体労働の部分もあるので、体調が悪い時は外国のバレエダンサーのように体を休ませるのも仕事の一つです。
そういう常識が日本の社会の中で受け入れられていないのがとても残念な事実ですね。
バレエのパフォーマンス力アップのための休息日とメンタルの効率いい関係
可能であれば週1回のオフ日は体を休ませて、できるだけストレスを発散できるようにバレエ以外のことができるといいですね。
週に1回オフ日を設けるメリットはスポーツ科学的に証明されています。
実際にバレエを体をつかって実践するのでなく、他のことを考えると脳内もリフレッシュされて、次回からのパフォーマンス力をあげるということがアスリートたちの間で証明されています。
リラックスできるオフ日に、脳をつかっていろいろなことを見たり聞いたり感じたりすることで、映像や感覚に残りやすくなります。
このような休息日に、他の人のバレエパフォーマンスを見たり、おいしいものを食べたりすると、休息と良いバレエのイメージが脳の中に蓄積されるので実際にバレエを練習しなくても、より良いバレエのパフォーマンスが映像として蓄積されていきます。
だから次回も体はリセットされて、いいイメージも頭でできているからそこから体へ指令が行き届き、よりいい状態での踊りができるようになる。
ウィンウィンの関係がこのようにできていきます。
バレエ団に入ってもコールド止まりの場合、いい休息日の過ごし方をもう一度振り返ったらいいですよ。
休みの日はアルバイトやバレエの教えでストレスを感じすぎないように!
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