バレエ教室が赤字で経営難の理由

 

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ここに書く内容は個人的にバレエを子どもの時から習っている土地柄、東京や首都圏のバレエ教室の経営状況について言及しています。

 

子どもの時は知らなかったし、気にも留めていなかったバレエ教室の運営側の事情。

ぶっちゃけすっごく儲けがでているところはほとんどありません。

 

バレエ団付属のバレエ学校でさえ経営難だので、一般の大人のオープンクラスを稽古場が開いているときに開放しているぐらいですからね。

 

バレエスタジオを経営が困難な理由はいくつか原因があります。

 

  • 発表会時や準備にまつわる莫大な費用ねん出と負担
  • 衣装新着の負担
  • 安い月謝=受付スタッフやバレエ講師の賃金が安く、常に教える側の人数が流動的で不安定
  • 自前のお稽古場のローン、もしくは安くない賃貸スタジオ代のねん出、スタジオの光熱費やメンテナンス費用

 

だいたいこんな感じですね。

 

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小規模なお教室だと20~30名の生徒さんが集まっていても、この人数も流動的。

子どもは受験やテスト前になるとバレエのレッスンを休んだり辞める子どもでてくるので、安定したお月謝は常に得られるとは限りませんよね。

 

スタッフやアシスタントを雇っていれば、少なからずとも時給やお礼代が発生します。

 

そういうことをしないでタダ働き同然で教えをさせているお教室もありますが、そんな悪条件のボランティア的対価のバイトは長続きしてくれませんよ。

 

スタッフやアシスタントさんにも生活がありますからね。

 

大規模なバレエ教室運営側の発表会のときにかかる費用ってこんな感じ

 

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そして一番お金がかかるのが発表会開催。

生徒さんから参加費を頂くのは当然ですが、これがほとんど横に流れていくことが多いです。

 

個人的に子供の時にずっと習っていたお教室の例えですが、3教室合わせて約100名ほどの発表会参加者。年齢は3歳から大人のかたまでいらっしゃるところです。

コンクール入賞や国内外のバレエ団にも受かる人は数名いました。個人経営のお稽古場です。

 

そういう大規模なバレエのお教室でも発表会にかかる費用は推定200~300万円はかかっています。

 

  • 衣装を新調する費用の負担
  • 舞台監督さんや照明さん、音響さんとの打ち合わせ費用
  • お教室の周年事業の時はオーケストラ付きでやったので、有名な指揮者とオケにお渡しする発表会当日のお礼代・・これは100万はくだらない額

 

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実際、私のいたお教室では発表会当日、大先生は現金を300万円持ち歩いていらっしゃいました。ゲストの男性ダンサーにお渡しする費用や、舞台関係のスタッフの方々にお渡しする費用。

 

そして舞台監督さんへお渡しする費用は100万円でした。それほどすごいなの通った舞台監督さんだったので、本番当日もスムーズに事が運んだのは間違いないですが。

 

 

一例ではありますが、細々とバレエのお教室経営をしていきたいと夢をもっていても、やはり一定の人数と資金力、毎月の安定した収入が得られることがない限り、バレエ教室の経営は困難です。

 

雇われ講師だったとしても、有名なオープンクラスのバレエ教室では単価が安いのことで生徒さんを集めていることもあるので、一生にできる仕事としてはきびしいですよね。ある程度の若さも必要ですし。

 

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