バレエダンサーの確定申告:「ギャラ」と源泉の関係

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バレエダンサーの人は確定申告が3月15日に終わったと思います。

どのくらい節税できたか?まさか追徴になった人は数少ないと思いますが。

 

私も還付金が2万円弱5月中に役所から振り込まれる予定の申告結果となりました。

 

今回の確定申告で迷ったのは「経費項目」。

その中でもギャラをどのように処理するのか?

 

そうギャラは普通に処理すると源泉が発生しちゃうから。源泉の税金を余計に支払うことになる。

 

この源泉ってけっこう高いんですよ。100万以上の所得と100万円未満の所得によって源泉徴収の税金額が違ってきます。

 

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ギャラが100万円以下の場合

支払金額 × 10.21%=ギャラの源泉徴収税の金額 

 

例)今回のグランや舞台出演料のギャラ支払い額が20万円だった場合、源泉徴収税額は20,420円。

200,000 ×10.21% = 20,420円

 

つまり2万円ちょっとを自分自身が税金として支払わなければならない。

 

ギャラの場合、支払ってくれる人がこの源泉税の処理をしてくれて、源泉分の約2万円を税務署に支払ってくれていれば、ギャラを受け取ったほうは源泉税の支払いはないのだけど。

 

もし支払ってくれる人がグランの相手の女性やバレエのお教室関係だと、この源泉徴収の分を支払ってくれていない場合が多いんですよね。

 

そうするとギャラを受け取った側が確定申告の際に源泉税の支払いが生じる場合がある。。

 

ま~そのギャラ代に税務署が気づくかそうでないかにもよりますが。

税務署が気づかなければそのままスル~もできているってのが現状です。グレーゾーンな話です。

 

またこのギャラ代、キャッシュで頂いている場合が多いと思います。その場合は、その現金を所得として確定申告の時に書かなければ公に分からないことです。

 

ただし現金でギャラを支払ったほうが源泉処理をしている場合は、確定申告のときに

(現金)所得として確定申告で提出したほうが身のため、安心です。

 

100万円以上のバレエダンサーのギャラ(所得)の源泉税は高い!

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もしギャラ代が100万円を超えた場合の源泉税は次の通りです。

(支払金額 – 100万円)× 20.42% + 102,100円=源泉徴収税

 

例)ギャラ代が同じ月に400万円の場合、源泉徴収税額は714.700円になります。しょり
(400万 – 100万円)× 20.42% + 102,100円 =714.700円

 

かなりの額になりますよ・・。

 

特に男性のバレエダンサーの人は夏が一番収入が多い時ですよね。そうすると当然ギャラ代だけで100万円はすぐに越すわけで。

 

源泉税を支払い側が処理するのか、それともギャラを頂いた側が処理するのかもめなければいいのですが。

 

この源泉徴収代はばかにならないので、ギャラ代からさらにこの源泉税の分を引かれると、かなり所得が下がってしまうのではないでしょうか?

 

仮に一月のギャラ(所得)が400万円だったら、実際には源泉分が引かれて約330万円しか手元に残らないという計算になります。

 

私はこのギャラ代を源泉徴収が発生しない方法で経費で落としているので、このような心配事はありません。次回はその話について続きを記載します。

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