【体験談】パニック障害と向き合う主婦のリアルブログ|家事も育児も思い通りにいかない日々とどう向き合ったか

「主婦なのに何もできない…」「今日もまた発作が来たらどうしよう…」そんな不安と毎日向き合っている方へ。私も同じように悩み、泣き、苦しんできました。このブログでは、40代主婦である私のパニック障害とのリアルな向き合い方や、家族との関係、生活の工夫、そして少しずつ前を向けたきっかけを共有していきます。

目次

パニック障害と主婦業の両立は「頑張らない工夫」でいいんです

40代の主婦として、家事や育児をこなすのが当たり前だと思っていた私。でも、発作が起きた日には立ち上がることすらできない。そんな自分を責めてばかりいた過去があります。今では「頑張らない選択」こそが、家族にも自分にもやさしい道だったと実感しています。

最初の発作は突然やってきた|「死ぬかと思った」あの日

洗濯物を干していたある日、突然胸が締めつけられ息ができなくなったんです。「これで私、死ぬのかも」と本気で思いました。救急車を呼ぼうとする手も震えて動かない。あとから診断されたのが「パニック障害」でした。

最初は原因がわからず、ただただ「自分はおかしくなったんだ」と思ってしまい、誰にも相談できませんでした。夫にも打ち明けるまでに1ヶ月以上かかったのを覚えています。

発作初期の主な症状
  • 胸の圧迫感
  • 過呼吸やめまい
  • 手足の震えや動悸

こうした症状は、一度体験すると「また来るかも」と思うだけで発作を引き起こすことがあるんです。それが二次的な不安を生み、日常生活にも大きな支障を与えます。

発作を「恐れすぎない」ことが一歩目でした

医師から教わったのは「発作は死なない」ということ。最初は信じられなかったけど、知識があるだけで不安がほんの少し軽くなるんです。「怖いけど、知ってる」って心強い。だから、まずは正しい情報を知ることが大事でした。

家事・育児ができない日もある。それでも私は主婦でいられる

「主婦なんだから家のことくらいちゃんとしなきゃ」って、誰かに言われたわけでもないのに自分で自分を責めてしまう日々が続きました。特に子どもが小さかった頃は、夕飯ひとつ作れなかっただけで泣いてしまう日も…。

私が実践した無理しない工夫
  • お惣菜や冷凍食品を常備
  • ミールキットで調理負担を軽減
  • 「今日は休む日」と割り切る

自分に「今日はできなくてもいいよ」って言えるようになったのは、ごく最近のことです。でもそれができるようになったら、家族との空気も少しずつやわらかくなりました。

できないことに「価値がない」わけじゃない

洗濯が回せなくても、料理が作れなくても、「今日も生きてた」ってだけで価値がある。それをわかってくれる人がいたら、どんなに救われるか…。このブログを通して、そんな気持ちを誰かと共有できたらと思っています。

夫との関係で悩んだとき、伝え方を少し変えてみた

夫に「つらい」と伝えることが怖くて、最初は「体調が悪い」とだけ言ってごまかしていました。でも、伝わらないんです。気持ちまでは。それで何度もケンカして、すれ違って、もう限界…って思った時期もありました。

「してほしいこと」じゃなく「どうしてほしいか」を伝える

たとえば「洗い物やってよ!」じゃなくて、「今日は立ってるのもしんどいから、洗い物をお願いできると本当に助かる」って伝える。すると不思議と夫も素直に動いてくれるようになりました。

夫婦って、ただ「同じ空間にいる」だけじゃなくて、「気持ちを伝えあう」ことが本当の意味での共同生活なんだなって感じています。

ブログを書くことが私のセラピーになった

最初はスマホのメモ帳にちょこちょこ書いていただけ。それがいつの間にか「パニック障害 主婦」で検索してたどり着いた人たちとつながって、「私もです」と言われて初めて「独りじゃなかった」と気づけたんです。

文章にするって、それだけで自分を客観視できるし、何より自分の感情と向き合うきっかけになる。誰かの役に立つとかじゃなくて、「自分のため」に書いてもいいんだって思えるようになりました。

「今日はできたこと」を数える習慣で気持ちが軽くなる

以前の私は、「できなかったこと」ばかりに目が向いてしまってました。でも、発作を抱えながら日常をこなすには、ちょっとした視点の転換が必要だったんです。そこで意識したのが、「今日は何ができた?」って自分に問いかけることでした。

できたことを記録するコツ
  • 洗濯物を畳めた
  • 子どものお弁当を詰めた
  • 外に出られた(ゴミ捨てでもOK)

どれも当たり前に思えるかもしれませんが、パニック障害を持っているとこれだけでも十分すごいこと。手帳やメモアプリに書き留めることで、「私、今日も生きてる」って実感できるようになります。

「自分を褒める」って意外と難しい。でも効果は絶大

主婦って、どうしても「家族のために動くこと」が前提にされがち。でも本当は、自分の心を大事にすることが最優先。たとえば「今日はちゃんと顔を洗えた!」そんな一言でいいんです。ちゃんと自分を肯定する、それだけで心の体力が少し戻ってきます。

子どもへの罪悪感との向き合い方|完璧なママじゃなくていい

子どもに向き合えない時間が増えると、「私は母親失格なんじゃないか」って思ってしまいますよね。でも、ある時に小児科の先生から言われたんです。「笑ってるママがいちばん子どもは安心する」って。その言葉に、肩の荷が少しだけ下りました。

子どもは親の気持ちに敏感。だから無理して一緒にいてつらそうな顔をするよりも、「ちょっとお昼寝するね」「今日はパパにお願いね」と素直に伝えることで、安心してもらえることもあります。

「笑顔のために手を抜く」ことは育児の知恵

手作りのご飯じゃなくても、お惣菜でもコンビニごはんでも、子どもは「ママが笑ってる」だけでごきげんになります。私はそれに気づくまで時間がかかったけれど、今では「がんばらない育児」を選ぶことに自信を持っています。

助けを求めるのは恥ずかしくない|支援制度を使っていいんです

私は最初、「助けて」って言うのがすごく苦手でした。自分の弱さを見せるような気がして。でも、限界まで我慢してからでは遅いこともあると気づいたんです。一時保育や相談機関、SNSでの同じ境遇の人とのつながり…意外と手を伸ばせる場所はたくさんあります。

主婦でも使える支援リソース
  • 市町村の子育て支援センター
  • 地域の保健師さんとの面談
  • パニック障害専門のカウンセリング

「こんなこと相談していいのかな…」って思っても、まずは電話一本かけてみるだけでいい。相談すること自体が前向きな一歩です。私もそれで何度救われたことか…。孤独感から抜け出す一歩として、支援制度はもっと活用していいんです。

「社会とのつながりがほしい」と思った時に始めたこと

パニック障害で外に出られない日々が続くと、「誰かと話したい」「ひとりじゃないって思いたい」という気持ちが強くなりますよね。私も、家族以外とのつながりが欲しくなって、少しずつできる範囲で動き始めました。

SNSで同じ症状を持つ人とつながる、読書感想をnoteに投稿してみる、アンケートモニターやライター案件など、在宅で少しだけ社会とつながる手段は意外とあります。

主婦におすすめの在宅活動
  • クラウドソーシングでのライティング
  • 読書や映画感想のブログ投稿
  • 子育てや生活の体験談シェア

「お金にならなくても、誰かに読まれてる」って感じられるだけで、ちょっと救われる感覚があります。無理に副業にしようとせず、自分のペースで「外」と関わるのがコツです。

小さな発信が「役に立った」と言われる喜びに

私は「子どもと外出できなかった日」の話を書いた時、「私もそうです」と共感のコメントをもらいました。涙が出るほど嬉しかったです。自分の苦しみが誰かの癒しになるって、すごいことだと思いませんか?

回復は「一直線」じゃなくていい|波があるからこそやさしくなれる

パニック障害って、良くなったと思ったらまた落ち込んだり、波がありますよね。私も「もう大丈夫かも」と思った次の週に外出できずに落ち込んだ経験があります。最初はその波がつらくてたまらなかったけど、今では「そういうもの」と思えるようになりました。

波があるからこそ、自分にやさしくなれる。他人にもやさしくなれる。完璧じゃないからこそ、心がほぐれていく感覚を知ることができました。

「今は下がってる時期」と認めることで気持ちが安定する

発作が頻繁になったり、気分が落ち込む時期があると「もう戻れない」と思いがち。でも実は、それも回復の過程。そう教えてくれたのは、同じ経験をした人の声でした。「今日はそういう日」でOK。そこに自分を責める必要は一切ありません。

私の今と、これからパニック障害と向き合うあなたへ

いま、私は発作がゼロになったわけではありません。時々、家事もできず寝込む日もあります。でも「また明日がある」と思えるようになっただけで、生きやすくなりました。

この記事を読んでくださっているあなたが、もしかしたら今まさにしんどさを抱えているかもしれません。もしそうなら、まずは自分を否定しないでください。あなたは、もう十分がんばってます。

「私は私でいい」と思える日が、きっと来る

パニック障害を抱えているからこそ見える景色があります。苦しさの中で見つけた優しさ、工夫、そしてあたたかいつながり。そのすべてが、私にとって大切な宝物です。

このブログが、少しでもあなたの心に寄り添えたら幸いです。ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました。あなたの明日が、今日より少しでも軽やかでありますように。

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